2008/04/01 Category : エッセイ バードフレンドリーコーヒー 先日、バードフレンドリーコーヒーを飲みながら環境を語る集まりがあった。バードフレンドリーコーヒーというものがあるとは恥ずかしながら知らなかった。我々が飲んでいるのはほとんど、莫大な面積の開墾によってできたコーヒー農園で栽培されたもので、渡り鳥の生息地を奪ってつくられたというのだ。 コーヒーは本来自然の森林の木陰で栽培されてきたという。この地に生きる渡り鳥は、コーヒーを含む多様な生物環境の中で共存してきたのだが、効率を追求する農園では鳥は生きられないということだった。 バードフレンドリーコーヒーは、アメリカのワシントンDCに本部を置く環境保護団体「スミソニアン渡り鳥センター」が、伝統的な日陰栽培で生産された有機コーヒーのみを認証し、ラベルの使用を許可している。大変厳しい審査の環境配慮型コーヒーということになる。 ぜひこのマークをおぼえてご試飲いただきたいと思う。コーヒーを飲みつつ環境問題を語る機会はあったが、コーヒーを意識したことはなかった。バードフレンドリーコーヒーの「コクと香り」の向こうに、それを育てた人たちの気持ちが感じられる気がした。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword